マクロビオティックは口から摂する食事療法を指すだけでなく、食べるものの力(エネルギー)を頂いたお手当てをすることも含みます。(基本的なことをもっとご説明しなければいけないのですが・・・)
先々週くらいだったか、長男が肩が痛いと言ってきた。
大好きな野球の練習を体調不良で休むことは今までなかった長男だが、その日は朝から、
“どうしよう、ちょっと動かしても痛い” と。
週3回の剣道と朝から夕方までの野球の練習は、よく頑張るな~と親でも感心するほど。
剣道の試合も控えていたので、練習量も増していた。
様子を野球のO監督にお話すると、“筋肉痛のひどい感じで炎症をおこしているので、無理はせず、湿布で冷やしてあげてください”
とのご指示。
は~い、と返事はしたものの、我が家には普通の湿布薬はありません。
常備薬、それは、台所にある食材です!^^
打ち身や捻挫、乳腺炎などの腫れ物、炎症、痛みには、こちら、里芋粉を使います。
これは、さといもを乾燥させて粉にしたものに、小麦粉・生姜粉末を加えたもの。
これを水、もしくは、びわ葉エキス(びわの葉を玄米焼酎につけこんだもの)でのばし、ガーゼにくるんで患部にはります。
もちろん、本物の里芋が手に入る季節でしたら、里芋をすりおろし、その中に小麦粉と生姜のすりおろしを入れて同様に使います。但し、肌がかぶれ易い人や、お手軽さからいったら、前者の里芋粉のほうが、扱いやすいです。
里芋はイモ類の中で一番カリウム(陰性)が多いので、体内に溜まった凝集熱を吸い出してくれます。
普段から、こうした手当てに慣れているので、5年生なら言いそうな、“キモイ”などといったことも、言いません!
お風呂上りに塗って、一晩貼ってみると、だいぶ、肩の盛り上がりが治まってきました。
その後2日間同様に、里芋粉&びわ葉エキスにお世話になり、無事、試合に臨むことができました。
続けて同じく、ツルシマから出ている、節香蓮もご紹介。
咳のお薬は我が家では、蓮根です。
これは、蓮根の節の部分を乾燥させて粉にしたもの。
特に節の部分が効きます。
すりおろした蓮根と蓮根の節の汁にお水を足し、火にかけ、沸騰まえに、火から下ろし、生姜の絞り汁とほんの少々の塩を加え、温かいうちに頂きます。
喘息の発作までいってしまうと効きませんが、のどの痛みやせきでしたら、これで大丈夫。
残ったすりおろした蓮根は小麦粉を足して、平たくして、ごま油で焼けば、おいしい蓮根バーグの出来上がり。
お試しください。
ちょうど、声の出しすぎかと思いきや、咳もでてきた私の喉にも、今回節香蓮と、ハチミツで回復しています。
そう、ハチミツものどのお薬です。
ハチミツはとても強力な殺菌力を持っていますので、古くから、やけどやすり傷、口内炎の治療などに使われていました。
そのまま舐めたり、ハチミツ水でうがいをしたり、ハチミツ入りジンジャーティーを飲んだり、と色々と工夫をされている方のお話もよく耳にします。
一家に一瓶、ハチミツは常備薬ですね。どうぞ、
リアルフードのタスマニアン生ハチミツ、お役立てください。
最後にもうひとつ、一昨日頂いたこちら、なんの葉っぱでしょう?
これは、桃の葉です。
これからの季節、汗疹によくききます。
私も小さい頃からよく夏のお風呂上りに、桃の葉の煮出し汁にお世話になりました。
びわ葉も万能薬で色々な使い方をしますが、症状に応じて、使い分けをします。
水1リットルにひとつかみの葉を入れ、2/3くらいの水量になるまで煎じ、お風呂上りにこれで患部をピシャピシャと、
洗い流します。
丁度次男の首のところにポツポツと汗疹らしきものが出てきたので、早速使わせていただきます。
どれも症状を押さえつけるものではなく、押し出しながら、自分の体が本来持つ、自然治癒力を引き出し、免疫力を高めていくものです。
袋を開けるだけの薬と違って手間はかかりますが、ゆっくり、じっくり、でも確実に効き目があり、安心して使えるところ(全て食べ物です)が、母として嬉しい限りです。
そして、自然の力には、感謝感謝です。
ご紹介した里芋粉や節香蓮は、おおぞら保育園の自然食販売にて購入できます。
ご希望の方は
リアルフードのお問い合わせ欄からどうぞ。