アーカイブ 2009年9月

2009年 9月 25日

我が家のお手当て その2

カテゴリー 健康,食事  投稿 高橋 昭江

我が家のお手当て紹介 パート2
今回は万能薬の玄米クリームと3年番茶のご紹介。
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穏やかな秋晴れが続いています。
連休も行楽日和でした。
  
でもこの“季節の変わり目”、デリケート?な我が家の次男にとっては、あまりよい季節ではありません。
去年もこの時期からしばらく、月1度、喘息の発作が起きていました。
  
それが、今年2月、保育園で水疱瘡が流行った時、息子はなんとタスマニアで水疱瘡が勃発し、シドニーから日本へ帰国する際、JALに搭乗拒否にあってしまうほどの、ひどい発疹の点々・・・・・・・・・・・・・・。
  
いざと言う時の為に、と思い、10日間の海外旅行だったので、ホメオパシーの基本キットとキッズキットは持っていっていたので、水疱瘡の事例通り、レメディを与えていくと、それがまたこの事例通りの症状。
高熱は出るは、顔にも背中にもお腹にも、合計1000個ははるかに超えているだろう、と思える点々点々・・・・・・・・。
  
そう、ホメオパシーは症状を押さえつける西洋医学のアロパシーと反対で、症状を自分の力で押し出すお手伝いをしてくれるのです。
  
なので、病気は排毒のチャンス!と考えています。
この水疱瘡で、かなりの毒素排出ができたと見え、
お陰でそれ以来つい最近まで、喘息も風邪もなく、トレードマークだった鼻水もすっかり治まっていました。
  
でもやはり、夏の疲れや日頃の食べすぎ(すご~く食べます)での内臓の疲れなどと、夜、気がつくといつもお腹を出して、何も掛けず寝ていたことなどから、連休中に喘息の発作がおきてしまいました。
  
義妹が出産をしたので、産まれ立てホヤホヤの赤ちゃんを見に行くはずだったのですが、流石に、喘息・渋滞ときたら、神奈川~岐阜間は断念しなければならない距離。
  
我が家は体調不良のときは、足湯からはじまり、びわの葉とこんにゃくを使った温湿布、テルミーという温灸などの外用手当て、とレイキなどを組み合わせた様々な代替療法を一通り行います。

そして、食事は、~を食べてスタミナをつける、というのとはまったく逆。とにかく食べずに胃腸を休めます。
  
でも、食いしん坊の4歳児に、丸一日の断食はできないので、症状を緩和する自然療法を兼ねた食べ物を与えます。

そのひとつが、玄米クリーム。
玄米はその栄養面からも最近注目されていますが、穀物の中で、一番栄養バランスも優れており、マクロビオティックの基本。質の良い血液を造り、不要な毒素を排泄してくれる不思議なパワーもたくさん兼ね備えています。
  
玄米クリームはその、玄米をいってから長時間煮込み、エキスを絞りだしたもの。
病気で何ものどを通らない人にも、スッと入る万能滋養食。
  
離乳食から、滋養食、そして、利尿や解熱の作用もあります。
  
でもこの玄米クリーム、玄米をはぜないように炒って、弱火で土鍋で1時間以上炊いて、それをさらしの三角袋に入れて、木べらで絞り取り、更に土鍋に戻してひと煮立ちさせる。
  
なんと手の掛かることでしょう。
子供が熱を出していて、解熱剤として使うからといって、これを作っていたら、出来上がる頃にはどうなってしまうのでしょう、と思うほど。
  

でも大丈夫!今はこんな便利なものが。

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玄米クリームのレトルトパック。
我が家の常備薬です。
  
玄米のエキスには酸化熱をとって、炎症を鎮めたりする作用があるので、子供のちょっとした熱の解熱や発汗に使ったり、食事代わりに使ったり、体を冷やさない飲み物代わりに使ったりしています。
  
今回の発作後の食事にも活躍しましたし、我が家の子ども達が大好きな“かぼちゃのポタージュ”も
牛乳で作るのもおいしいですが、この玄米クリームと、皮ごと使ったかぼちゃのピューレをミックスすれば、
体に優しく、滋養たっぷり、そして体を冷やさない、おいしいスープの出来上がりです。
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この夏も何度も登場した、かぼちゃの玄米クリームスープです。

   
そしてもう一つのお手当て紹介。
3年番茶を使った、塩番茶療法。

これまた、少し前、長男が右目尻がかゆくて、気になってばかり。
  
あまりに強くこするので、見ているほうが心配に。

こんな時は眼科に行くべき?と思いつつも、
母が取り出すのは、これまた我が家の常備薬3年番茶。
  
3年以上育てたお茶の茎と葉を使った3年番茶は冬越しをしているため茶葉の中にでんぷん質が生まれ、普通のお茶より陽性になっています。
番茶は酸性体質の改善や血液浄化にぴったりの飲み物で、タンニンを含み、このタンニンが細胞を引き締めたり、ウイルスの増殖を抑える働きがあります。
  
この3年番茶を土瓶で20分くらい煮出し、自然塩で1%の塩番茶を作ります。
この1%という量は、目という敏感な場所の手当てに使う場合は必ず守ってください。 
そして、このぬるめの塩番茶をコットンに浸し、目尻を洗浄。
  
2~3日悩まされていた目のかゆみが、この1回で、まったく解消され、息子もびっくり。
もちろん私もびっくり!
すごいな~、自然の力って。
  
他にも風邪の引き始めに、この塩番茶でうがいをすると、喉の痛みを和らげ、カゼ菌を退治してくれます。
また、鼻炎で鼻の中がただれている時にも、そのただれを引き締め、スッとします。
花粉症の方、鼻がむずむずしたらお試しあれ!
  
目の不調は、肝臓の疲れやカロリー過多からきます。
右目は陽性な食べ物・・・肉や魚、ごはんなど
左目は陰性な食べ物・・・甘いものや果物
と、その症状の出方、このところの嗜好傾向などから判断して、
日頃の食生活の見直しをして~、と目が訴えているんでしょうね。
  
食欲の秋、美味しいものがいっぱい登場しますし、何を食べても美味し~い。
ちょっとした普段の養生と体からのメッセージを大切にし、
今こうして元気に美味しく食べれることに感謝、ですね。
  


  





  


  



  

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2009年 9月 15日

銀の蔵と“ひと蔵の会”

カテゴリー ハチミツ,今日の出来事  投稿 高橋 昭江

6年ぶりにゴルフのショートコースに行き、その後、ランチを頂きにみんなで本厚木にある、銀の蔵へ。
  
うちのタスマニアンハニー達を置いていただいているこちらのお店は、メニューからイベントなどさまざまな工夫を凝らしています。
   
先日は家族で夜、お邪魔したのですが、串焼きや釜飯はもちろんのこと、季節の地元の野菜を使ったお料理は絶品。
(写真を撮るのも忘れて、食べるのに夢中でした。)
 
家族の一番人気は差し入れで頂いた(メニューにもあります)、冬瓜半身を使った料理。冬瓜半身をくりぬいた中には、海老しんじょうがたっぷり入り、その上には白髪ねぎが天盛に。たっぷりかかった美味しい出汁のあんは、丁度いいとろみで、海老しんじょうの旨味とあっさりとした冬瓜をまとめてくれました。

そして、レザーウッドハニーを使ったお料理も出してくれています。
もちろんオーダーしました。
カマンベールチーズのフライにレザーウッドハニー添え。
これは言うことなし。家族もリクエストするので、今自宅の冷蔵庫にはカマンベールが2個ストックされています。
  
そして、旨い純米酒を蔵元から直接しいれている銀の蔵は、お酒の肴に味噌を色々と使っています。
そして、その味噌にレザーを混ぜたりして。
これまた美味しかったのは、海老マヨ味噌和え。隠し味に使ったレザーの香りがたまりません。
あっという間になくなりました。

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こちらは、リアルフードのHPにもご紹介した、10月4日のイベント“ひと蔵の会”のご紹介。
全国から選りすぐりの蔵元が20軒近く集まり、熱い思いをご披露して頂きながら、その蔵元さんたちと美味しい本物の純米酒を楽しむ会です。
銀の蔵のスタッフもこの日のためにおつまみを色々と作り、参加者の方に楽しんでいただこうと、張り切っていらっしゃいます。
  
私も銀の蔵ブースの中で、手作り酒粕クラッカーにタスマニアンハニー達をつけて、ご試食いただける様にしたいと思っています。
 
日本酒との初のコラボ会。楽しみにしております。
 
昨日は銀の蔵ので、神戸の蔵元のお酒、“竹泉”の酒粕を頂いてきました。(*^_^*)
塩味ベースの酒粕でつくるクラッカーは、ほんのりチーズのような風味が出て、うちのタスマニアンハニーともとてもよい相性です。

お酒好きな皆さん、是非この機会をお見逃しなく~!
詳しくは、リアルフードのホームページをご覧ください。

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2009年 9月 04日

養蜂見学 ハチが教えてくれるもの

カテゴリー ハチミツ,今日の出来事  投稿 高橋 昭江

最近、みつばちの魅力にだんだん引き寄せられている私。
最初はおいしいタスマニアンハニー達に出会ったのがきっかけだった、ハチミツとのつながりも、最近は、みつばちちゃんたちのその生き方に興味が出てきております。

丁度、夏休みにお友達のしもきょんさんが、近くで趣味で養蜂をされているお友達、Nさんをご紹介頂き、子ども達を連れて、巣箱見学に行ってきました(^∀^)

Nさんは二宮と中井に巣箱を持っていらして、今回は二宮のミカン畑に置いてある巣箱を見せていただきました。
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タスマニアでも巣箱を見せてもらい、子ども達もできたてのレザーウッドハニーを巣箱から舐めるという、感動を味わってきました。
でも、あの時は、巣箱が多すぎて、ハチの数もすごい数だったので、巣箱の近くには近寄れませんでした。

でも、今回は巣箱5箱ということもあり、極近くで見せていただくことができました。。
色々と注意事項を聞き、白い長袖長ズボンに身を包み、みつばちちゃんたちとご対面。

みつばちちゃんたちを傷つけないようにと、タスマニアのロビーさん同様、Nさんも素手。
とても、慎重に巣箱を取り扱う様子に、みつばちちゃんたちへの、愛を感じました。
(でも、刺されちゃったようでした、大丈夫でしたか~)
そして、巣箱も1箱を見本で買い、あとは全部Nさんの手作りと伺い、その養蜂熱の高さに驚きました。

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すごい数のみつばちちゃんたち。
片面約1000匹、両面にびっちりだと、約2000匹のみつばちちゃんたち。

この巣板が、ひと箱、一段に9枚。
その中に、女王蜂は1匹だけ。交尾のためだけのオス蜂が少しと、あとはメスの働き蜂。
一日に1500個もの卵を産み付ける女王蜂。
巣の掃除係りからはじまり、幼虫の世話、巣作り、蜜の受け渡し、蜜つめ、扇風・換気、門番、そして、蜜集め、と年をとって経験をつむごとに、次第に巣箱内での仕事から、外での仕事をうけもつようになっていく、働きばち。

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真ん中にいるちょっと体が大きいハチちゃんが、女王蜂。
わかりますか~?あ~もっとPCが駆使できたら、赤丸とか付けれるのに~。
(聡子さ~ん、ヘルプ!)
******聡子さ~ん、ありがとうございます。やってみました!******
 

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巣房の中。白く丸まって、ひとつひとつの巣穴に入っているのが、幼虫。

こうしていろいろと説明を受けていると、息子の帽子に、一匹のみつばちちゃんが

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足には黄色い花粉をつけているのがわかりますか?
なんてかわいいのでしょう!

みつばちは蜜のありかを8の字ダンスで仲間に教えたりと、すごいコミニケーション能力も持っているのです。
お尻を震わせて、その距離と方向を教えるんです。


そんなかわいいみつばちが、今減ってきていることは、ニュースや新聞でも報道されていますが、やはりNさんも、昨年は2箇所に置いている巣箱の大部分のみつばちが死んでしまったとおっしゃっていました。

今、読んでいる、“はちはなぜ大量死したか”(文藝春秋)にも同様のことが。
この本によると、2006年秋、アメリカの養蜂業全体の巣箱の数が200万箱を切ったとのこと。第2次世界大戦中は600万箱、2005年は260万箱あった巣箱が。この現象はCCD(Colony Collapse Disorder 蜂軍崩壊症候群)と名づけられていると。
2004年には巣箱1箱当り、50ドルだったものが、2007年にはなんと、150ドルにまで跳ね上がったと。
箱の数や値段を聞いてもそれだけで、ピ~ンとくるものではないけれど、量が1/3になったので、値段が3倍になってしまった、ということはわかります。

こうなると、影響を受けるのは、何も、ハチミツだけではありません。

受粉が必要となる農作物の多くはみつばちの力を借りているので、豊作は望めない。
更に、農作物だけでなく、例えば、酪農業。牛に受粉は必要ないが、その牛の食べる飼料、クローバーなどもみつばちの受粉を必要とする。
他にも繊維産業の綿花。これも豊作を確かにするには、みつばちちゃんたちの力が必要となる。
何気なく暮らしている毎日の生活に実はみつばちちゃんたちにお世話になっていることが多いことに気がつかされます。

Nさんは、みつばち大量死の原因は抗生物質が利かなくなったダニと、農作物にまく農薬だろうと、おっしゃっていました。本でも同様のことが書かれています。が、もっと、危機を感じさせられ、大変スリリングに。

本の解説を書いた、ベストセラーになった“生物と無生物のあいだ”の著者、分子生物学者の福岡伸一氏は、このCCDを狂牛病と似ていると、指摘している。
いずれも、自然界の最も基本的な動的平衡状態が人為的に組み換えられたことによって発生し、その後の複数の人災の連鎖によって、回復不可能なほどにこの地球上に広まった。
と。

ではどうすればよいのか?その答えを本書から、また福岡氏の言葉を借りるなら、それは、復元力。自然界が本来持つ調整能力がすべてを解く鍵となるのだと。

病気に対して手当たり次第薬を飲む如く、操作的な介入を行う行為の果てに答えはない。
農業においても、地球環境においても、人間を含むあらゆる生物においても、言える事であり、今、あらゆるところで警告がならされているのは、誰もが感じていることでしょう。

皆さんの体は、復元力、自然治癒力、ありますか?CCD同様、人間の経済に組み込まれ、経済効率を第一に繁殖戦略の犠牲になったりしていませんか?自分の体の声、心の声に耳を傾けて、衣食住を不便でも、もう少し、自然界に近づけてあげるだけで、自分にも、地球にも優しくなるんです~。

また本の内容については追ってご紹介していきたいと思います。

とにかく、子ども達にも、私にもとても貴重な時間でした。
ますますみつばちちゃんたちに興味が湧き、飼ってみたくなってしまいました。
どんな色の巣箱にしようか、などと考えるだけでもワクワクしちゃいます。

Nさんありがとうございました。
また遊びに行かせてくださいね~。
色々な細かな説明、とてもわかりやすかったです。
お陰で長男の夏休みの宿題の一つにもなりました。(感謝感謝)
そして、Nさんから頂いたハチミツもとても美味しかったです。
長男がとても気に入って、私など、スプーン3杯くらいしか頂かないうちに無くなってました。
次回は是非、採蜜作業を見せてください!!

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