2014年 10月 26日
キプロス行ってきました☆
本日、ハチミツマイスター協会主催の、地中海キプロス島 現代・伝統養蜂家を訪ねる旅から帰ってきました♪
合計6軒の養蜂家・養蜂協会を訪ね、自慢のハチミツを舐め舐めしながらお話を聞かせて頂いてきました。
なんせ、まだまだ養蜂の知識は本で読んで、何度か現場で見せてもらった程度の私。かなりハードルが高いかと思ったのですが、ご一緒した方々が経験も知識も豊富なかたばかりで救われました。
キプロスには土着のミツバチ亜種 Apis mellifera cypriaがいて、イタリア亜種より強く気性が荒いのが特徴。
1903年に日本にアメリカ大陸経由でキプロス種が輸入され、日本の蜜蜂改良事業の礎を築いたそうです。
キプロスの面積は9251平方キロメートルで、約四国の半分。人口95万人。地中海性気候で四季があり、太陽は1年中輝き、4~9月の日照時間は11時間以上。
そんなキプロスで採れるハチミツはどれも味わいに深味がありました。これはその太陽の強さによるものだとどの養蜂家も言ってました。
キプロス養蜂協会長によると、現在養蜂家55戸、専業家70戸。この専業養蜂家のほとんどは、1軒当たり2000箱も飼っているそうです。これかかなり大規模です。
合計巣箱数は48000箱で、年間総生産量は570000kg以上。多くはサウジアラビアに輸出されているとのことでした。
キプロス一人当たりの消費量もEU平均650gに対し、平均1KG以上と消費量も多いようです。
ちなみに、日本の養蜂家数は平成23年度5970戸。
伝統養蜂の巣箱 Tziverti
素焼きまたは泥とマグサを混ぜた長さ1メートルくらいの円筒形の蜂の巣。家の外壁に覆われるように水平に並べ重ねられています。
写真左中央は巣箱の裏側。左下はその裏側からナイフで切り口を入れて、蓋を取り除いたところ。
そして、訪問した養蜂家の皆さん。
集合写真は、今回のツアーに参加したみなさんと、昨年度アピモンドにて『世界最高ハチミツ賞』を受賞した若き養蜂家 Mr.Dimitris PApakostas さんとご一緒に。
キプロスの蜜源は、アーモンド、ユーカリ、タイム、ラベンダー、柑橘類、そして、百花蜜。
タイム蜜は世界的に最高品とされています。でもその生産量はとても少なく高価。今回、Mr.DimitrisさんのタイムとMr.Panicosさんのタイムをゲットしてきたので、ゆっくり楽しみたいと思います。
日本未入荷のキプロスハニーのテイスティングをご希望の方は、是非我が家まで遊びにいらしてくださいね~♪
そうそう、キプロス養蜂協会長のお話によると、キプロスでは政府と養蜂業界がタイアップして、無農薬蜜源地帯の保護を積極的に行っているそうです。
また、脳神経系にダメージを与えるネオニコチノイドと言われる農薬は日本では使われていますが、EUでは使用が禁止されています。これは種に農薬をしみこませてあるため、散布の手間もいりません。
日本も人間の都合だけで考えるのではなく、生物多様性の中で、自分たちの生きるすべを考えていかないと、将来的に自分の首を絞めることになることになるかと思います・・・。
他にもキプロス在住35年のフランス人養蜂家Mr.Dominiqueさんのお話は、ミツバチの視点に立ってすべてを見ているので、とても感動しました。
それはダニ対策から、燻煙器の使い方から、女王蜂の育成やミツバチの免疫力をあげること、更には、ギリシャ神話に出てくる養蜂の神 Aristaeus の言葉にまで話はおよびました。
”だれが養蜂家になるかは、人間が決めることではなく、ミツバチが決めることだ” と。
合計6軒の養蜂家・養蜂協会を訪ね、自慢のハチミツを舐め舐めしながらお話を聞かせて頂いてきました。
なんせ、まだまだ養蜂の知識は本で読んで、何度か現場で見せてもらった程度の私。かなりハードルが高いかと思ったのですが、ご一緒した方々が経験も知識も豊富なかたばかりで救われました。
キプロスには土着のミツバチ亜種 Apis mellifera cypriaがいて、イタリア亜種より強く気性が荒いのが特徴。
1903年に日本にアメリカ大陸経由でキプロス種が輸入され、日本の蜜蜂改良事業の礎を築いたそうです。
キプロスの面積は9251平方キロメートルで、約四国の半分。人口95万人。地中海性気候で四季があり、太陽は1年中輝き、4~9月の日照時間は11時間以上。
そんなキプロスで採れるハチミツはどれも味わいに深味がありました。これはその太陽の強さによるものだとどの養蜂家も言ってました。
キプロス養蜂協会長によると、現在養蜂家55戸、専業家70戸。この専業養蜂家のほとんどは、1軒当たり2000箱も飼っているそうです。これかかなり大規模です。
合計巣箱数は48000箱で、年間総生産量は570000kg以上。多くはサウジアラビアに輸出されているとのことでした。
キプロス一人当たりの消費量もEU平均650gに対し、平均1KG以上と消費量も多いようです。
ちなみに、日本の養蜂家数は平成23年度5970戸。
伝統養蜂の巣箱 Tziverti
素焼きまたは泥とマグサを混ぜた長さ1メートルくらいの円筒形の蜂の巣。家の外壁に覆われるように水平に並べ重ねられています。
写真左中央は巣箱の裏側。左下はその裏側からナイフで切り口を入れて、蓋を取り除いたところ。
そして、訪問した養蜂家の皆さん。
集合写真は、今回のツアーに参加したみなさんと、昨年度アピモンドにて『世界最高ハチミツ賞』を受賞した若き養蜂家 Mr.Dimitris PApakostas さんとご一緒に。
キプロスの蜜源は、アーモンド、ユーカリ、タイム、ラベンダー、柑橘類、そして、百花蜜。
タイム蜜は世界的に最高品とされています。でもその生産量はとても少なく高価。今回、Mr.DimitrisさんのタイムとMr.Panicosさんのタイムをゲットしてきたので、ゆっくり楽しみたいと思います。
日本未入荷のキプロスハニーのテイスティングをご希望の方は、是非我が家まで遊びにいらしてくださいね~♪
そうそう、キプロス養蜂協会長のお話によると、キプロスでは政府と養蜂業界がタイアップして、無農薬蜜源地帯の保護を積極的に行っているそうです。
また、脳神経系にダメージを与えるネオニコチノイドと言われる農薬は日本では使われていますが、EUでは使用が禁止されています。これは種に農薬をしみこませてあるため、散布の手間もいりません。
日本も人間の都合だけで考えるのではなく、生物多様性の中で、自分たちの生きるすべを考えていかないと、将来的に自分の首を絞めることになることになるかと思います・・・。
他にもキプロス在住35年のフランス人養蜂家Mr.Dominiqueさんのお話は、ミツバチの視点に立ってすべてを見ているので、とても感動しました。
それはダニ対策から、燻煙器の使い方から、女王蜂の育成やミツバチの免疫力をあげること、更には、ギリシャ神話に出てくる養蜂の神 Aristaeus の言葉にまで話はおよびました。
”だれが養蜂家になるかは、人間が決めることではなく、ミツバチが決めることだ” と。