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2016年 1月 28日

ハチミツ入荷とタスマニア森林火災

カテゴリー ハチミツ  投稿 高橋 昭江

お待たせしました。昨年末に完売してしまい、急遽タスマニアからまた輸入しましたハチミツが、本日届きました。
これから瓶詰作業に入り、順次、ご予約のお客様には発送させて頂きます。

ただ、これと同時に先週、タスマニアから、とても驚きの知らせが届きました。
なんと、 私のタスマニアの養蜂家の家、工場そして、レザーウッドハニーの森が今、森林火災で大変なことになってしまっています。

養蜂家ご一家の安否確認はでき、今は隣町のホテルに避難しているそうです。
タスマニアの火災ニュースで確認したところ、現地時間1月23日18時、もう火は養蜂家の家の道にまで来ており、避難勧告のような知らせが出てました。
そして、それから毎日ニュースを確認しておりますが、1月28日現在、まだ鎮火には至ってません。

なんと、タスマニア内50か所もで森林火災が起こっているとのことでした。

レザーウッドハニーはこれからが開花シーズンで、2月に満開を迎え、採蜜されます。
あのタスマニアの中でも一番未開の地である、ターカインがどうなっているか・・・。
本当に本当に心配です。
ロビーさんご一家は、私達夫婦と同世代、同じくらいの子供たちを抱え、家内制工業のように事業をやられています。
工場も大きな投資をして建ててます。
もし、レザーウッドの森が焼けてしまうと・・・。
そう、レザーウッドは75年かかってやっと花を咲かせ、十分な蜜がとれるようになるのに、樹齢100年単位の年月がかかるのです。
ロビーさんが生きていらっしゃる間にはレザーウッドの森の再生は不可能となってしまうのです・・・。
  

どうかレザーウッドハニーラバーの皆さん、タスマニアの森林火災が一刻も早く終息しますように、そして、犠牲者がでませんように、とお祈りの力をお貸しください。
  
自然の力は偉大であり脅威であり。
数年前までタスマニアの原生林が切り崩され、チップに代えられ、日本の製紙会社に売られていました。
そう、私達日本人が使っていた紙の一部はタスマニアの原生林だったのです。

今回の事は自然現象ではあると思いますが、人間が自然の営みや生態系を崩してしまうことで、その引き金を引いてしまい事も多々あるのではないかと思います。

森が壊れると、そこにいる何百、何千という動植物や微生物に至るまでのものが犠牲になり、その森が繋がっているの海の生態系も変わってきてしまいます。

たった1枚のティッシュペーパー、キッチンぺ―パー、コピー用紙でさえも、もとをたどると、とても貴重な息づく森に繋がっている・・・。
そんな思いを巡らせながら、毎日を丁寧に暮らしていきたいものです。

皆様、どうぞよろしくお願い致します。

ですので、今回私の手元に届いたハチミツは大切に皆様の元にお届けさせて頂きます。
ただ、大変心苦しいのですが、昨年末のブログでも書かせて頂きましたが、今回のストック分より、多少、値上げさせて頂きます。【2016年2月15日~】
為替レートや、輸送費用の値上げもありますし、また、こちらの都合で大変申し訳ないのですが、私一人では、全ての仕事をこなしきれず、瓶の消毒や瓶詰、販売に関しても、お手伝いをお願いするようになることなどなどからです。ただ、私のこのハチミツ達を愛して下さる皆様への感謝の気持ちも、たっくさんありますので、会員様価格等リピーター様への特別設定等もさせて頂きますので、引き続きよろしくお願い致します。

今後、タスマニアの状況がわかりましたら、またブログでご報告させて頂きます。




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