2009年 8月 11日
ブノワトン・麦師・湘南小麦、そして、 悲しい知らせ
8月1日(土)2日(日)の二日間、箱根のパン屋、足柄麦神 麦師 にて、タスマニアン・ハニー達の試食販売をさせていただきました。
こちら、麦師は、7月に試食販売をさせていただき、2日間で110本以上のタスマニアン・ハニー達をお客様に販売させていただいた、伊勢原市のパン屋、高橋幸夫氏が手掛ける、ブーランジェリー・ブノワトンの姉妹店。
私が、大好きなこのブノワトンのパンは、日本の農業を支える、食を大切にする、高橋幸夫氏の熱い思いで出来上がっているのです。
国産小麦をうたったパンも最近みかけるようになったものの、日本で売られているほとんどのパンは、外麦、つまり輸入した小麦からつくられている。
しかし、高橋氏の作るパンは、根底から違います。立ち上げたのは、“湘南小麦プロジェクト”
神奈川県の農家の方々と共に、神奈川県産小麦の生育に尽力し、正に、目指すところは、“地産・地消”。
プロジェクトの発足以前にも、北海道や岩手県から小麦を個人で買い付け、自家製粉の石臼挽き粉でパンを焼くなど早くから国産小麦に目を向けていました。
更に、製粉会社ミルパワージャパンを設立(2008年度は8tの収穫。2009年度は12t収穫の予定)。それに伴い、新たに50tの小麦貯蔵が可能な穀物庫と特大の『6連装の石臼製粉機』と麦をきれいする『精麦ライン』を完成させ、高橋氏が理想とする、『低温・石臼製粉(商標登録済)』も実現し、新たな可能性とブランド性を開拓しつつあります。
(一部ブノワトンHPなどより抜粋)
日本のパン屋で、ここまで、大掛かりな製粉工場を持ち、地元の農家を経済面でもしっかりと支えている店・店主は他にはいないと思います。
湘南小麦の特性も知り尽くし、その特徴を活かしたパンは、小麦の風味が生きていてどれも香ばしく、コクがあり、味わい深く、また芸術ともよべるほど、一つ一つが丁寧に作られています。
仕事柄、雑誌を見ては、色々なパン屋を訪れますが、すみません、本当にブノワトンの右に出るお店には未だ出会っていません。
高橋氏の思いは、ただ美味しいパンを作ることだけに留まっていません。
3年前に参加したパン道場では、“伊勢原から、神奈川からパン屋をなくすくらい、パンを家庭で作ることが普及するよう、小中学校に出向いて、子ども達にパン教室をしていきたい”
と熱く語り、
高橋氏がお店を通じて発行するブノワトンの回覧板では、日本の現在の食に対する危機感を訴え、食料自給率40%という現状をもっと深刻に受け止め、輸入に頼らない食文化の確立を強く訴えておられました。
また、高橋氏は職人として、弟子を育てることにも力を惜しみなく注いでいたことは、お店のスタッフを見ても一目瞭然でした。若者が手に職をもち、愛国心を持って、日本の歴史・文化を継承していくことが、これからの日本にとって大切であることを、やはり、回覧板でよくおっしゃっていました。
その活躍ぶりは、食の雑誌などはもちろんのこと、農林水産省のHPや、日本経済新聞などでも取り上げられています。
詳しくは是非是非、こちらをご覧ください。
私が大変お世話になっている、そして、誇れる地元のホープの悲しい訃報の知らせが届いたのは先週のこと。
夜、一枚のFAXを手にしたとき、まったく信じられませんでした。
享年42歳。亡くなられたのは、私が、高橋氏の足柄麦神 麦師にてハチミツフェアーをしていた、8月1日。
奥様から頂いたFAXには、奥様とお嬢様の手を取られ、安らかに神様の元へと参りました。と。
取引先、お客でしか無い私ですが、色々な思いで胸がいっぱいに、いっぱいになってしまいます。
しかし、気丈に振舞われていた奥様、お嬢様、スタッフの皆様のご心痛は私などが計り知れるものではありません。
最高のパンを作り続けた高橋幸夫氏。
美味しいパンを本当に、本当にありがとうございました。
私だけでなく、きっとたくさんの人が、ブノワトンのパンで、笑顔がこぼれ、幸せになったことと思います。
心からご冥福をお祈りいたします。
どうぞ、神様のもとから、奥様そしてお嬢様のことをお守りください。
日本の、食に関する全ての人が故高橋幸夫氏に恥じることの無いよう、しっかりと未来を見据え、本当に安心で安全なものを作っていって欲しいと切に望みます。
***************************************************************
以下、ある日のブノワトンの回覧板のをご紹介させていただきます。
パン屋で高橋幸夫氏を知らない人はいない、と言われる高橋氏。
たとえ高橋幸夫氏を知らない方でも、高橋氏の熱い心意気を、人格をご想像できることと思います。
***********************************************************************
さて、高橋の勝手な文章にまたお付き合い頂きましょう!
過去の回覧板が欲しいお客様は、遠慮なくお申し付け下さいませ。
今回も数通お手紙をいただきました。ありがとう。
毎度の事ながら、本当にブノワトンが順風満帆に経営していて
何の問題も無いように思われている、不思議だな。
「経営者は必死」です。
日々起こる問題は富士山の如く。
使用する材料は自分が納得しないと使わないし、
塩・糖類・油脂・粉・卵・肉類・水・乳製品・穀物類などは
徹底的に経費を掛ける。
内部告発されてもOK(笑)。
ここまでやってダメならいつでもお店を閉める覚悟だし、
唯一、私のプライド。
それでパンが不味いとなれば私の力不足。切腹!
経営も商品もトラブルも全て「自己責任」。常に背水の陣。
正直、毎日不安です。
細かく言えば、弟子に対する指導力の不足も含めすべて「トップの責任」。
だからストレスは溜まりっぱなし。
弟子を真剣に育てたい・一人立ちできるヤツにしたい・
この会社を任せたいと思う人材が現れた時は、
真剣にぶん殴るし、怒鳴りもしますよ。
それについて来れた者は将来に渡り徹底的に可愛がりますし、
私自身もそうされています。
それが、情と言うものでしょう。
私は何階かに渡り、ブノワトンの経営・過去の苦労話を文書にしてきました。
お手紙を頂戴する方々の多くは、何かすぐにでも今の現状を抜け出したい!あぁどうしよう。
結果を早く求めすぎるし「歯がゆい」のなんのって!
私自身も駆け出しの経営者だし、神様でもなければカウンセラーでもない、一職人です。
もっと建設的で、共感できる内容には心が動くのですが…。
また、発想やセンスは自分で磨くもの、それを形にするから喜びも生まれる。
個を演出して楽しもうよ。
もう一度だけお話しましょう。
店主・高橋は、17歳の若さでコックの修行に入り、1年以上皿洗いをしました。
どうでしょう?皆様方は、続きますか?耐えられますか?
手はボロボロ、かゆくて眠れない。平均睡眠時間は3時間。
毎日怒鳴られ、蹴飛ばされ競争相手は多く、仕事はいつも雑用。
持病の喘息をかかえての修行は、本当に・本当に・本当に辛かったな。
休みはあっても先輩が出勤すれば…。
私の先輩たちも辛い修行を耐え抜いたつわものばかり。
そんな生活が5年間続いた。
だから、私は「人よりも多く技術を盗み・学び絶対に人を使う側になるぞ!」と心に決めていた。
17年前、私の友人は年収300万円、若干22歳で。
私は手取り84万円。今で言う2極化だよ。
当時、職人を志す者には低賃金は当たり前の世界だった。
散々バカにされて悔しくて眠れない事があったな。
今に見てろと物凄い反骨精神を持った。
今の若人に足りないものだな。呪いに近いよ(笑)。
…と書きつつも、私の苦労話はこの辺で…きりが無い。
人の上に立とうと思った時点で、学ばなければいけない物事が
何十倍にもなるよね。
正直、私はそれ自体を苦とは感じないし、当たり前な事。
常に悩みながらも、つまずきながらもプラス思考で物事を考える様にしている。
「だって前に進むしかないじゃない」。
経営者が他力本願だったり、景気の動向を世の中のせいにするようであれば
今すぐに「閉店」した方がいいよ。苦痛じゃない?
誰も恵んじゃくれないぜ。
高橋の思考は、
1己を信じる。
2常に先を読む。
3小事は思ったら即行動に。
4商売は損得抜きで勝負。
5過ちはすぐに正す。
6意味のないプライドは持たない。
7直感に従う。
8大事は焦らず時期を待つ。
9努力を楽しむ。
10取引先を泣かすな。
これが高橋幸夫の基本姿勢…。
と、書きながらも人一倍悩むし、へこむし、
イラつくし常に心の中に葛藤がある。
そんな私に偉そうなことを言う資格はないが、
22年間一直線に職人をしてきた自負がある。
しかし、これからの人生を歩まれる若者へのアドバイスは、
「信じる道を進め」
と強く言いたい。
1にも2にも3にも耐える力を養う事。
給料が安くても仕事がきつくても自分が選んだ職業なら
好き嫌いを言わず、将来の自分自身の血となり肉となることを
心に刻み勉強して欲しい。
何度挫折しかけてもいいじゃない!
崖から落ちても這い上がればいい、
信じる道に食らえ付いていく。
そうすれば絶対に活路が見出せるよ、
何事にも換えられない自信と勇気が備わる事を私自身が体験している。
その自信が私生活も含め数多な逆境を乗り越える原動力になる。
「職人」。
カッコイイじゃない!
お金は後から付いてくるけど、過剰な欲を持たない事。
相応であればいい。
世の中はよく出来ていて、その時の「自分の実力以上のお金は入らない」もの。
法で裁かれ財を失う者、ゆとりに浸り過ぎて精進を怠る者。
お金も人を択ぶ、努力した者が好きなんだな。
ホントだよ!。
私は少しでも貯まったお金は「自分自身の描いた夢」に投資する。
弟子の勉強にもなるし。
湘南小麦プロジェクトやミルパワージャパンにね。
「初心」を忘れないで、神様はちゃんと見ているよ…店主。
こちら、麦師は、7月に試食販売をさせていただき、2日間で110本以上のタスマニアン・ハニー達をお客様に販売させていただいた、伊勢原市のパン屋、高橋幸夫氏が手掛ける、ブーランジェリー・ブノワトンの姉妹店。
私が、大好きなこのブノワトンのパンは、日本の農業を支える、食を大切にする、高橋幸夫氏の熱い思いで出来上がっているのです。
国産小麦をうたったパンも最近みかけるようになったものの、日本で売られているほとんどのパンは、外麦、つまり輸入した小麦からつくられている。
しかし、高橋氏の作るパンは、根底から違います。立ち上げたのは、“湘南小麦プロジェクト”
神奈川県の農家の方々と共に、神奈川県産小麦の生育に尽力し、正に、目指すところは、“地産・地消”。
プロジェクトの発足以前にも、北海道や岩手県から小麦を個人で買い付け、自家製粉の石臼挽き粉でパンを焼くなど早くから国産小麦に目を向けていました。
更に、製粉会社ミルパワージャパンを設立(2008年度は8tの収穫。2009年度は12t収穫の予定)。それに伴い、新たに50tの小麦貯蔵が可能な穀物庫と特大の『6連装の石臼製粉機』と麦をきれいする『精麦ライン』を完成させ、高橋氏が理想とする、『低温・石臼製粉(商標登録済)』も実現し、新たな可能性とブランド性を開拓しつつあります。
(一部ブノワトンHPなどより抜粋)
日本のパン屋で、ここまで、大掛かりな製粉工場を持ち、地元の農家を経済面でもしっかりと支えている店・店主は他にはいないと思います。
湘南小麦の特性も知り尽くし、その特徴を活かしたパンは、小麦の風味が生きていてどれも香ばしく、コクがあり、味わい深く、また芸術ともよべるほど、一つ一つが丁寧に作られています。
仕事柄、雑誌を見ては、色々なパン屋を訪れますが、すみません、本当にブノワトンの右に出るお店には未だ出会っていません。
高橋氏の思いは、ただ美味しいパンを作ることだけに留まっていません。
3年前に参加したパン道場では、“伊勢原から、神奈川からパン屋をなくすくらい、パンを家庭で作ることが普及するよう、小中学校に出向いて、子ども達にパン教室をしていきたい”
と熱く語り、
高橋氏がお店を通じて発行するブノワトンの回覧板では、日本の現在の食に対する危機感を訴え、食料自給率40%という現状をもっと深刻に受け止め、輸入に頼らない食文化の確立を強く訴えておられました。
また、高橋氏は職人として、弟子を育てることにも力を惜しみなく注いでいたことは、お店のスタッフを見ても一目瞭然でした。若者が手に職をもち、愛国心を持って、日本の歴史・文化を継承していくことが、これからの日本にとって大切であることを、やはり、回覧板でよくおっしゃっていました。
その活躍ぶりは、食の雑誌などはもちろんのこと、農林水産省のHPや、日本経済新聞などでも取り上げられています。
詳しくは是非是非、こちらをご覧ください。
私が大変お世話になっている、そして、誇れる地元のホープの悲しい訃報の知らせが届いたのは先週のこと。
夜、一枚のFAXを手にしたとき、まったく信じられませんでした。
享年42歳。亡くなられたのは、私が、高橋氏の足柄麦神 麦師にてハチミツフェアーをしていた、8月1日。
奥様から頂いたFAXには、奥様とお嬢様の手を取られ、安らかに神様の元へと参りました。と。
取引先、お客でしか無い私ですが、色々な思いで胸がいっぱいに、いっぱいになってしまいます。
しかし、気丈に振舞われていた奥様、お嬢様、スタッフの皆様のご心痛は私などが計り知れるものではありません。
最高のパンを作り続けた高橋幸夫氏。
美味しいパンを本当に、本当にありがとうございました。
私だけでなく、きっとたくさんの人が、ブノワトンのパンで、笑顔がこぼれ、幸せになったことと思います。
心からご冥福をお祈りいたします。
どうぞ、神様のもとから、奥様そしてお嬢様のことをお守りください。
日本の、食に関する全ての人が故高橋幸夫氏に恥じることの無いよう、しっかりと未来を見据え、本当に安心で安全なものを作っていって欲しいと切に望みます。
***************************************************************
以下、ある日のブノワトンの回覧板のをご紹介させていただきます。
パン屋で高橋幸夫氏を知らない人はいない、と言われる高橋氏。
たとえ高橋幸夫氏を知らない方でも、高橋氏の熱い心意気を、人格をご想像できることと思います。
***********************************************************************
さて、高橋の勝手な文章にまたお付き合い頂きましょう!
過去の回覧板が欲しいお客様は、遠慮なくお申し付け下さいませ。
今回も数通お手紙をいただきました。ありがとう。
毎度の事ながら、本当にブノワトンが順風満帆に経営していて
何の問題も無いように思われている、不思議だな。
「経営者は必死」です。
日々起こる問題は富士山の如く。
使用する材料は自分が納得しないと使わないし、
塩・糖類・油脂・粉・卵・肉類・水・乳製品・穀物類などは
徹底的に経費を掛ける。
内部告発されてもOK(笑)。
ここまでやってダメならいつでもお店を閉める覚悟だし、
唯一、私のプライド。
それでパンが不味いとなれば私の力不足。切腹!
経営も商品もトラブルも全て「自己責任」。常に背水の陣。
正直、毎日不安です。
細かく言えば、弟子に対する指導力の不足も含めすべて「トップの責任」。
だからストレスは溜まりっぱなし。
弟子を真剣に育てたい・一人立ちできるヤツにしたい・
この会社を任せたいと思う人材が現れた時は、
真剣にぶん殴るし、怒鳴りもしますよ。
それについて来れた者は将来に渡り徹底的に可愛がりますし、
私自身もそうされています。
それが、情と言うものでしょう。
私は何階かに渡り、ブノワトンの経営・過去の苦労話を文書にしてきました。
お手紙を頂戴する方々の多くは、何かすぐにでも今の現状を抜け出したい!あぁどうしよう。
結果を早く求めすぎるし「歯がゆい」のなんのって!
私自身も駆け出しの経営者だし、神様でもなければカウンセラーでもない、一職人です。
もっと建設的で、共感できる内容には心が動くのですが…。
また、発想やセンスは自分で磨くもの、それを形にするから喜びも生まれる。
個を演出して楽しもうよ。
もう一度だけお話しましょう。
店主・高橋は、17歳の若さでコックの修行に入り、1年以上皿洗いをしました。
どうでしょう?皆様方は、続きますか?耐えられますか?
手はボロボロ、かゆくて眠れない。平均睡眠時間は3時間。
毎日怒鳴られ、蹴飛ばされ競争相手は多く、仕事はいつも雑用。
持病の喘息をかかえての修行は、本当に・本当に・本当に辛かったな。
休みはあっても先輩が出勤すれば…。
私の先輩たちも辛い修行を耐え抜いたつわものばかり。
そんな生活が5年間続いた。
だから、私は「人よりも多く技術を盗み・学び絶対に人を使う側になるぞ!」と心に決めていた。
17年前、私の友人は年収300万円、若干22歳で。
私は手取り84万円。今で言う2極化だよ。
当時、職人を志す者には低賃金は当たり前の世界だった。
散々バカにされて悔しくて眠れない事があったな。
今に見てろと物凄い反骨精神を持った。
今の若人に足りないものだな。呪いに近いよ(笑)。
…と書きつつも、私の苦労話はこの辺で…きりが無い。
人の上に立とうと思った時点で、学ばなければいけない物事が
何十倍にもなるよね。
正直、私はそれ自体を苦とは感じないし、当たり前な事。
常に悩みながらも、つまずきながらもプラス思考で物事を考える様にしている。
「だって前に進むしかないじゃない」。
経営者が他力本願だったり、景気の動向を世の中のせいにするようであれば
今すぐに「閉店」した方がいいよ。苦痛じゃない?
誰も恵んじゃくれないぜ。
高橋の思考は、
1己を信じる。
2常に先を読む。
3小事は思ったら即行動に。
4商売は損得抜きで勝負。
5過ちはすぐに正す。
6意味のないプライドは持たない。
7直感に従う。
8大事は焦らず時期を待つ。
9努力を楽しむ。
10取引先を泣かすな。
これが高橋幸夫の基本姿勢…。
と、書きながらも人一倍悩むし、へこむし、
イラつくし常に心の中に葛藤がある。
そんな私に偉そうなことを言う資格はないが、
22年間一直線に職人をしてきた自負がある。
しかし、これからの人生を歩まれる若者へのアドバイスは、
「信じる道を進め」
と強く言いたい。
1にも2にも3にも耐える力を養う事。
給料が安くても仕事がきつくても自分が選んだ職業なら
好き嫌いを言わず、将来の自分自身の血となり肉となることを
心に刻み勉強して欲しい。
何度挫折しかけてもいいじゃない!
崖から落ちても這い上がればいい、
信じる道に食らえ付いていく。
そうすれば絶対に活路が見出せるよ、
何事にも換えられない自信と勇気が備わる事を私自身が体験している。
その自信が私生活も含め数多な逆境を乗り越える原動力になる。
「職人」。
カッコイイじゃない!
お金は後から付いてくるけど、過剰な欲を持たない事。
相応であればいい。
世の中はよく出来ていて、その時の「自分の実力以上のお金は入らない」もの。
法で裁かれ財を失う者、ゆとりに浸り過ぎて精進を怠る者。
お金も人を択ぶ、努力した者が好きなんだな。
ホントだよ!。
私は少しでも貯まったお金は「自分自身の描いた夢」に投資する。
弟子の勉強にもなるし。
湘南小麦プロジェクトやミルパワージャパンにね。
「初心」を忘れないで、神様はちゃんと見ているよ…店主。
まさに職人。
そして、
お店のセンス、つくられるパン、生きざまを見ると、
まさに芸術家でした。
これからが楽しみだったので大変にショックです。
でも高橋さんの撒かれた種は大きく育っていますね。
ご冥福をお祈りします。
こころよりご冥福をお祈りいたします。
わたしたちはいま少し、この世で修行をつづける身。
いま一度、気を引き締め、
うれし・たのし・しあわせに・・・
精進してまいりましょう
よろしくおねがいします
途中からの訃報の記事は、え?え?・・という感じでした。
享年42歳ですか。。。同世代です。まだお若いのに。
お嬢さんがいらっしゃるのですね。。。
言葉がみつかりません。
今ここに、こうしていられることに感謝したいと思います。
ご冥福をお祈りいたします。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
コメントありがとうございます。
今ここに残されているものは、どんなに悲しいことがあっても、時はまるで何も
無かったかのように、どんどんと過ぎていきます。
心はまだそこにあるのに。
でも、心の中で思い続けることで、天に召された人も、魂として、
生き続けてくれるのですよね。
そして、今こうして現世に生を受けていることの意味をしっかりと受け止めながら、
今日、今、目の前にいる人を、起こっている出来事を大切にしていきたいと思います。
私もブノワトンとの出会いの中で、日本の農業、小麦生産、経済のことを見聞きし、その世界に魅了されていった一人です。
その熱意と、深い洞察力と判断力、行動力、には脱帽ものです。
本当に本当にショックです。
ブノワトン、来年3月に閉店するという噂があるみたいです。
深い事情があるのでしょうが、西湘南地区の農業を活性化し、日本のパン文化をリードしてる名店、閉店は阻止したいものですね。
コメントありがとうございます。
そうなんです。ブノワトン、来年の3月29日に閉店してしまうのです。
できることならおいしいパンを作り続けてほしいですよね。
でもやはり色々なご事情があるようで・・・。
高橋さんのご意志を引き継いだお弟子さんたちが羽ばたいていくことを応援してあげましょう!
八月中旬に、講習に参加しました。
講師の熱く語る、湘南小麦とその育成に力を注ぎ、信念を貫かれる店主の思い。
スタッフが店主の心を、力強いメッセージとして伝えられることに、
感心して聞き入っていました。
あとになって、このサイトを通じ、店主・高橋幸雄氏が亡くなられたことを知り、講師・スタッフの哀痛した心を推測すると、
講習会のすばらしさに敬服しました。
すばらく育たれたスタッフですから、麦師は、益々活躍されることでしょう。
微力ですが、応援したいと思います。
はじめまして。コメントありがとうございます。
麦師、ブノワトンともに、本当にスタッフのみなさんが、
若いのにもかかわらず、信念をもって誇りをもって仕事をしている姿に感心します。
それはひとつひとつ礎を自ら築いてきた高橋氏を鏡としてきたからであることが、
いろいろな場面からわかります。
是非引き続き、麦師、応援してください。
そして、湘南小麦も。
日本の抱えている、食の問題を少しでも支援することになると思います。
まだブノワトンが開店して間もないころだったのでしょうか・・・
川崎の私の町内にブノワトンのパンを宅配してくれるお店がありました。
聞いたこともないパン屋さんの名前に半信半疑で注文して
食べてみて、その美味しさに驚いたことがあります。
しかも、そのパンには1つ、1つ、どんな材料を使ったとか
どういう風にして食べたら一番美味しいかなど手書きの高橋さんの
説明書が添えられていました。
今から考えるととっても贅沢な体験だったんだと思います。
その後、ブノワトンのパンではなく違うお店に変わってしまったので
私も宅配を頼むことはなくなりましたが、直接、お店にオーダーして
時々、パンを送ってもらうようになりました。
闘病されていたとしたら、きっといろんな想いを込めて過ごしていらしたと
思います。
本当に残念でなりません。
私は高橋さんにお目にかかったことはありませんが
ブノワトンという名前と共に絶対忘れることはないと思います。
コメントありがとうございます。
すみません、パソコンの故障で、せっかく訪れてくださったのに
お返事が遅くなりまして。
しゅしゅさまもブノワトンのファンの方なのですね。
そうですか、手書きの説明書が添えられていたなんて、なんとも
ブノワトンらしいですね。
例え顔が見えなくても、お客様の美味しい顔を見たくて作っている、
そんなお店です。そして、それは高橋氏が亡くなられた今でも同じです。
私も、しゅしゅさま同様、ブノワトンと言う名前もそして、パンの味も、忘れることはありません。